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ミャンマー張り子

ポーワーヨー、ピッタイタウン、ゾージー。どれも呪文のような名前ですが、ゾージーは魔法使い、錬金術師らしいので、名そのものに威力がありそうです。ミャンマー張り子は現在ほとんど日本では行われない本来の「張り子」の作り方<木型に紙を貼って、割って剥がしてまたくっつけて着彩>で作られています。もちろん和紙や胡粉は使われていませんが、張り子という名称通り、型に貼ってつくるプロセスを踏んでいる貴重なものです。張り子の職人さん達はお金がなく木型を入手できない場合も多いそうですが、木型職人さんもしっかりいます。そして、この張り子の制作方法は日本軍の軍人から習ったという説があります。日本では失われつつある技術がミャンマーにはしっかりと残っているとしたら不思議な縁です。ピッタイタウンは日本での達磨に当たり、男女のペアになっていて髪型で見分けます。フクロウもペアとなっていて左右どちらかも決まっており、魔除けとお金持ちになれるそう。どちらもペアを引き裂いてはいけません。ポーワーヨーは見た目通り、わんぱくな赤ちゃんらしい赤い肌で子供が元気に育つよう願いを込めて。出産祝いにも贈られるそうです。動物は、牛、キリン、シマウマ、白ゾウ、虎、犬などいます。キリン、シマウマなどはモダンに感じますが、歴史は古く、ミャンマーに存在しない動物ゆえに子供の人形遊び用に張り子になったようです。

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